こんにちは、kasakoです。
この記事では、
・都会を離れて、田舎でゆっくりしたい
・古民家暮らし、実際どうなの!?
という人に向けて、
・海まで徒歩10分、山も徒歩10分の立地
・都会から自然いっぱいの所へ移住した
筆者の体験をふまえて実際に古民家に住んでわかった5つのことをお伝えします。
これから古民家暮らしを検討する方の参考になれば幸いです。
古民家暮らしってなんか憧れる
四季の移り変わりを感じながら、日々小さなことに幸せを感じながらのんびり暮らす。そんな田舎暮らし・古民家暮らしに憧れている人は多いはず。
筆者もその一人。(古民家を利用したカフェやゲストハウス巡りが好きで、内装や雰囲気、昔と今の融合みたいなものがたまらなく好きなのです。オススメの場所はまた改めてご紹介したいと思います。)
お庭で野菜を育ててみたりして、「今日は縁側でご飯を食べようか」なんてー。
覚悟が必要!?古民家暮らしの現実
それでは、古民家暮らしに憧れているけど、実際どうなの!?に対して本音で実態をお伝えします。
虫たちと共生は当たり前
ここは避けては通れません。というか、避けられません(笑)
引っ越してきて初めて我が家となった古民家で寝た日。
朝起きてベッドから立ち上がると、「むにゅ。」
ーえ、なんか、、、踏んだ!?
恐る恐るメガネをかけてみると一気に鳥肌が。
ムカデではありませんか!いつぶりのご対面でしょう。(お久しぶりです。)
こんな冷静にいられた訳もなく、悲鳴をあげて騒ぎ立てました(笑)
お庭のお手入れをすると無数のアリとミミズとダンゴムシ、と変な虫。
キッチンにはたまにどでかいアリが出現。初夏に入ると、10cm超えのクモ。
だいぶ免疫がついてきた筆者も、まだまだ完全共生はできていないのが現状です。
冬が尋常じゃなく寒い
はい、凍えるほど寒いです。
我が家には秋頃引っ越してきて、すぐ冬を迎えました。
寒さ対策もして、エアコンもつけて、割と大丈夫なんじゃない?
なんて余裕ぶっていましたが、古民家の冬の寒さを舐めていてはいけなかった。。。
ガラス窓から冷気が舞込み、すぐそばに置いていたソファには座っていられず急遽配置換え。部屋の中でも、常に毛布にくるまって、エアコン×ホットカーペット×ガスヒーターのフル稼働です。(おかげで冬の間の光熱費は驚愕する金額でアゴが外れました。)
備え必須!風で家が壊れそう
築年数が結構経っている古民家の耐震性、結構不安なポイントだと思います。
我が家(賃貸)も契約するときに、災害が起こったときを想定して悩みました。増築された部分があったり、床が傾いているところがあったり、さらに元々田んぼを埋め立てしたところだったので、この家は大丈夫なのか、不動産屋さんや建築に詳しい方にたくさん相談しました。
賃貸で永く住むわけではないし、これまでこの家は何十年も災害を乗り越えてきたことを考え、
住もう!という決断に至りました。
しかし、実際のところ大雨の日や風が強い日は、鉄筋の住まいよりも雨風を感じ、窓のガタガタや屋根に打ちつける雨音にちょっぴり怯えることもあります。ですので、災害が起こった時の備えは必須ですね。(古民家に限ったことではないのですが。)
逃げ場、ルートの確認と避難グッズを用意しておくこと。
また、構造的なところ、加えて立地的な面でも災害が起こったときにどうなのか、また今まで台風や地震のときにどうだったのかまでしっかり把握しておくといいかもしれません。
日々のお手入れが大変
普段のお掃除に加えて、ものすごい厄介なのがお庭のお手入れ。
暖かくなってくると、すぐ雑草で生い茂るんです。
ほんとに、すぐ!草取りして1週間もすれば「あーもう生えてきたなー」です。
除草剤を撒くとか、芝生をしくとか、何かしらの対策は必要です。
木造の宿命。会話が丸聞こえ。。。
木造はこれだからちょっと懸念されますよね。
お散歩していると周りの木造古民家からは会話がはっきりと丸聞こえ。
お隣さんの子供の足音だって鮮明に聞こえます(笑)
戸建てだからって、マンションみたいに下の階や隣の部屋の住人を気にする心配がないわけでもないのです。
ちょっと時間帯も気にしながら、会話にも気をつけながら、ご近所付き合いも大切に、やっていかなければならないのです。
それでも住み心地は最高。QOL爆上がり
ここまで古民家に住んでみての実際のところ(デメリット)を5つお伝えしましたが、結論、「それでもやっぱり古民家いいわ〜」に尽きます。
都会と比べて家賃を安く抑えられる上に、家の広さは数倍に。
時間の流れがゆっくりで、暮らすことを楽しめる素敵な環境が手に入ります。
お庭の草の手入れが大変でも、朝の涼しいときにやってしまおう!と朝から草取りしている時間さえ愛おしく幸せに感じるのです、不思議と。
大きなクモが出てきても、クモは益虫だから放っておこうと、毎日同じクモと顔を合わせる日々にも慣れてしまうのです、不思議と。
上手く伝えられないのですが、
不思議と心がとっても豊かになるんです。
古民家暮らしの実際と本音、
これから検討される方、憧れている方の参考になれば幸いです。
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